みなさんは、孤独と聞いてどんなイメージを持ちますか?
寂しい、絶対になりたくないものと考えるかもしれません。
ではなぜ、孤独=悪いことのように思われているのか。
それを考えてみました。
原因が分かると、孤独が怖くなくなるかもしれません。
孤独は寂しい?
孤独とは
仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。「―な生活」「天涯―」
引用:goo辞書
- ひとりぼっちの状態=孤独
- ひとりで寂しい状態=孤独
ですが、孤独=寂しい ではありません。
一人なのは物理的な状態であり、寂しさは感情です。
孤独感がなければ、寂しくないのです。
周りに人がたくさんいても、孤独感で寂しいと思う方もいます。
逆に、1人が気楽で寂しいと感じない方もいますね。
メディアの影響
なぜこんなに孤独が恐ろしく、悪いことのように思うのか?
それは、テレビなどのメディア影響かもしれません。
1人が好き、孤独最高と思っている方も世に中にはいます。
ですが、テレビではほとんど見ませんね。
それはなぜか?
人間はポジティブな情報より、ネガティブな情報に反応しやすいからです。
要するに、視聴率が取れるということです。
悪い部分しか報道されなければ、それが全てのように思ってしまいます。
孤独死は、絶対に悲惨みたいな感じです。
ですが、最後は1人がいいという方もいるはずです。
孤独=悪い と思い込まされているだけかもしれません。
感動する演出にも注意が必要です。
例えば、最初は1人で孤独だったけど、最終的に仲間ができるというものです。
そして、仲間と共に何かを成し遂げるというストーリーですね。
ですがこれにより、孤独ではなくやっぱり仲間がいた方が良いのだ。
孤独はダメなんだと、また思い込まされてしまいます。
孤独は悪影響?
孤独は、喫煙に匹敵するリスクがあるとか、うつ病リスクなど様々な悪影響があるといわれています。
確かにそういう側面はあると思います。
ですが、それは孤独による、どうしようもない寂しさを感じる方だけに、当てはまることです。
逆に考えると分かります。
無理な人付き合いで、体を壊す人はたくさんいます。
人の悩みのほとんどは、人間関係という言葉もありますね。
ですので、孤独=体に悪影響 ということはありません。
1人でも、孤独感がなければ問題ないのです。
言葉の魔力
孤独死という言葉があります。
まるで、孤独な人全ての末路みたいな感じです。
ですが本当にそうでしょうか?
1人で生活をしている時、突然具合が悪くなって倒れたとします。
周りに人がいたら、助けてくれて助かるかもしれません。
でもそれは当たり前ですよね。
それを言ったら、常に人がいる状態でなければなりません。
一人暮らしなどできません。
孤独死は、簡単な問題ではないことは理解できます。
それにしても、言葉が怖すぎますよね。
報道の仕方によって怖さが増してしまうということです。
ですので、孤独=悪い というイメージになってしまうのです。
本能
群居本能というものがあります。
人は群れて生活することを好む、性質が最初から備わっているという考え方です。
かつて、人間は群れで生活をしていました。
狩りなどをする時は、仲間がたくさんいた方が有利ですね。
というように大昔は、1人でいると生存確率が格段に下がってしまいます。
このような理由から人が孤独を恐れ、群れを成すものと思います。
本能に孤独はダメなことだと、思い込まされているわけですね。
ですが、今の社会では1人になっても、生存確率が極端に下がることはありません。
本能があると言いましたが、それはそう反応してしまうというだけのことです。
人間は思考する生き物ですので、本能に抗うことができます。
まとめ
周りから孤独が悪いことだと、思い込まされていることが多いなと思いました。
人間は社会的な生き物で、周りを意識して生きるので仕方ありません。
ですが、本能や周りの意見を受け入れ、絶望することはありません。
人間は思考できる生き物です。
最初から傾向が分かっていれば、対策が打てます。
孤独感が強く、1人が耐えられないのなら、友達を作ることに努力をしましょう。
ちなみに私も数年前に、友達を作ろうとしてサークル活動に参加したことがあります。
現在は、絵やブログを書いたり、読書をしたりと孤独(1人)を満喫しています。
私は、友達作りに向いてなかったです(笑
孤独(1人)でないとできないこともあります。
ですので、孤独を極端に恐れる必要はないと思います。