少ない物で快適に暮らすミニマリスト、増えてきた感があります。
しかし、ミニマリストと特別な呼び名がある時点で少数派です。
逆に、物が多く捨てられずに困っている人がいることも事実。
ですので、ミニマリストの私が物が減らない理由を厳しくお伝えします。
自分への戒めも込めて。
物が減らない理由
周りの影響
現代社会は物に溢れています。
ですが、それもここ数十年での話です。
ですので、現時点でほとんどの方が物を捨てることは、もったいないと言われて育っています。
親世代の方と一緒に暮らしていると、その影響を受けて物を減らしにくくなります。
本当は自分に必要ない物でも、持っているのが当たり前という理由で、なんとなく持っていることもあります。
さらに、影響されていることに、気づいていない場合もありますね。
本人はそれ自体に気づいていないので、物が増える一方です。
というように、周りの影響を受けると物は減りません。
周りがミニマリストだらけの環境なら別ですけど。
自分を過大評価しすぎ
ダニングクルーガー効果というものがあります。
能力が低い人ほど、自分を過大評価してしまうという認知バイアスです。
買い物は頭を使います。
本当にそれが必要か?
数はいくつ必要か?
物を買った後は、物の管理をしなければなりません。
管理ができなければ、物は減らせません。
部屋に物が溢れかえっているということは、自分を過大評価しすぎた結果です。
優先順位の間違え
サンクコストというものがあります。
すでに支払ってしまった、回収できない費用のことです。
似合っていない服、使いにくい物があります。
ですが、お金(コスト)を支払ってしまったので快適ではないけど使い続ける。
元を取るためにという考え方ですね。
ですが、自分が快適により良くなるために物を買うはずです。
物のために自分が不快であるなら、本末転倒ですね。
気に入っていない物すら残しているようでは、物は減らせません。
変化を恐れるから
現状維持バイアスというものがあります。
その名の通り、現状を維持しようとする心理的傾向です。
物を手放すという行為はかなり負荷がかかり、大きな変化が訪れます。
ですので、あらゆる片付けの方法を調べてみても、ほとんどの方は実際に行動できません。
行動できないので物は減りません。
解決策
周りの影響
少ない物で快適に暮らしている、お手本となる人を見つけます。
そして、お手本となる人だけを参考にして真似をしましょう。
そうすることで、周りにいるその他の人の影響を受けにくくなります。
過大評価
自分を過大評価せず謙虚な気持ちで・・といいたいところですが過大評価している人は自分では気づけません。
気づいていたら解決しています。
ですので、物の個数やこの中に収まるまでという、客観的に見える明確なラインを決めます。
それをオーバーしていたらアウトということで、物を手放す基準にしましょう。
優先順位
もったいないから使うという考えには問題点があります。
気に入っていないけど、もったいないから使う。
その時間に、お気に入りの物が使えなくなるということです。
結局はお気に入りの物を蔑ろにしている状態です。
そして自分の気分もさほど良くありません。
何の意味があるのでしょうか?
意味などありません。
ただの執着ですね。
物を捨てる前に、執着を捨てましょう。
そして、執着より、愛着のある物を毎日使って、自分の気持ちを大切に生活するのです。
変化
誰しもが変化を恐れます。
変わることで、損をするかもしれないと考えるからです。
ですが、自分が変化をしないと、良くならないこともあります。
物を減らす作業はこれにあたりますね。
なぜなら、自然に物が片付いて減ることはないからです。
先述したように、現状維持バイアスというものがあります。
ですので、自分だけが変化を恐れるダメな人間ではないことがわかります。
自分がダメではないとわかれば、一歩踏み出す勇気が出るのではないでしょうか。
いかがでしたか?
周りの影響や心理的要因など、物を減らすことは難しいということがわかりますね。
ですが、この記事を最後まで読んでくれたあなたは、変わるチャンスがあると思います。
共に快適な生活を送りましょう。
片付けは難しいので、漫画がおすすめです。
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